GAVIN ROSSDALEは、BUSHの最後のスタジオ・アルバム『GOLDEN STATE』のリリースから9年が経っているにもかかわらず、グループがまったく終わっていなかったような気がしている。

「他のこともクールだったと思ってたけど、故意というより怠慢だったんだよ」と、2005年にはINSTITUTEというバンドでアルバムを出し、2008年にはソロ・アルバム『WANDERLUST』を出したROSSDASLEは語る。『WANDERLUSLT』のツアーをしたあと、彼はBUSHを再結成し、10月には『EVERYTHING ALWAYS NOW』を発表する予定だ。

「ずっと考えていたんだ。『なあ、これがBUSHじゃないわけないだろ？　あまりにもクレイジーだよ』って。すごく満足しているんだ。自分の声を取り戻せたからね。基本的に自分が入るために生まれたBUSHにいるっていうのは、すっかり武装したみたいなんだ。すごくエキサイティングだよ」

現在のBUSHはオリジナル・ドラマーのROBIN GOODRIDGE、ギタリストのCHRIS TRAYNOR（2002年にNIGEL PULSFORDと交代した）、ベーシストのCOREY BRITZ（DAVE PARSONSと交代）をフィーチャーしている。ROSSDALEによると、PULSFORDに復帰を持ちかけたが、「もうツアーをしたくない。自分の仕事をやっている」とのことだったという。

BUSHは『EVERYTHING ALWAYS NOW』をプロデューサーのBOB ROCK（『WANDERLUST』を手がけた）とレコーディングした。19曲を録音し、最終的に12曲に絞った。1STシングル「AFTERLIFE」はすでに発表されている。ほとんどの曲はこのプロジェクトのために書かれたが、「LOST IN YOU」はROSSDALEが『WANDERLUST』を作っていたときにDAVE STEWARTと書いたものだ。

ROSSDALEによると、新曲はBUSHの伝統通り「ヘヴィ」だが、1994年の大ヒット・デビュー・アルバム『SIXTEEN STONE』などの繰り返しにはなっていないという。「だって、バンドには進化してもらいたいし、人々が気に入ってくれる歌を作りたいし、しかも同じことは繰り返したくないからね。ミュージシャンとしての成長ぶりも反映させていきたいし」